※本稿の元は 2023年10月 の投稿です。
Slackの仕様変更(2022年)
2022年11月、チャットツールサービスのSlackが値上げと仕様変更を実施しました。
困るのは、『ただの値上げではなく、無料版の機能を制限した』という施策も実施しているところだと思います。
Slack 無料版の機能変化
変更前 | 変更後 | |
---|---|---|
①1万件までメッセージ保存 | ⇨ | 過去90日メッセージ保存 |
②ファイルストレージ5GBまで | ⇨ | ファイルストレージ無制限 (但し、90日経過すると非表示) |
①については、ビジネス利用ではキツイですし、②は「無制限になる」とだけ周知されていますが、
これも「90日までしか見れません」というおまけが付きます。
「じゃあ有料版に移行しようか」と考える流れになりそうですが、そのまま有料版にすると、
『 利用者数 x 1,050円/月 』の負担となります。
社員が100人いれば、105,000円/月です。
Slackの代替として
なので、ウチはOSSのMattermost(マターモースト)を使っています。
Mattermost(マターモースト)はSlackによく似たチャットツールです。
基本はOSS(オープンソース)なので、自前のサーバーで展開する事ができます。
(巷には有料サービスなどもありますが)
Slackに比べると、(自前サーバーの場合)以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット |
---|---|
・OSSなので、ソフトは無料 利用者が増えても、費用がかからない ・独自ドメインが使える(別途、どこかで購入) ・チャットの内容は永久保存(サーバー容量次第) ・グループ間のユーザー同士の接触を避ける事も可能 ・タスク管理機能(Boards)も使える | ・少額のサーバー費用が掛かる (オンプレミスなら電気代くらい?) ・設置の為、Linux操作の知識が必要 (Windows版もあります) |
詳細については、別の記事で説明していく予定です。
企業やグループで、
・チャットツールを導入したい
・Slackを導入しているが、コストが気になってきた
・「少しだけLinux操作ができる人」がいる
・コストを浮かせたい
上記のような方は、Mattermostを検討してみて下さい。
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